Discordには様々な支援をするBOTが日々開発され公開されています。
そこで、ここではBOTをサーバーへ入れ方(招待方法)と、その注意点をまとめましたので、初めてBOTを導入する時や何度も導入している方は改めて注意点をおさらいしてみてください。
BOTとは?
DiscordのBOTは、Discordのサーバー上で自動的にさまざまな機能を実行するためのプログラムです。
これらのBOTは、サーバー管理、モデレーション、エンターテイメント、情報提供などのさまざまな目的で使用されます。例えば、サーバーのメンバーやロールの管理、チャットのログを記録する、音楽を再生する、ゲームのスコアを追跡するなどの機能を提供することができます。
例えば、下記のようなBOTがあります。
・ウェルカムメッセージをカスタマイズできるbot
・新規参加者に自動的にロールを付与するbot
・荒らしやスパム対策をしてくれるbot
・音楽をBGM的に流すbot
・簡単に投票を実行できるbot
・チャットを多言語に翻訳するbot
・サーバー情報のバックアップをとるbot
・タスク管理ができるbot
・チャット上で簡単なゲームを構築するbot
・サーバー内のユーザーのアクティブ具合に応じてレベルを付与するbot
・NFTの価格やイーサリアムのガス代を表示するbot
・TwitterとDiscordを連携し、ツイートを自動転載してくれるbot
また、これらの単一機能だけのシンプルBOTや、複数の機能を併せ持つ総合BOTと区別されて呼ばれることもあります。余りに多いと管理が面倒になってしまいますので、自分の用途に合わせて必要機能を選んでBOTを導入するようにしましょう。
非常に便利な機能がたくさんありますので、サーバーの管理者としてはどのBOTを導入するか?の悩むこともあるでしょうが、逆に言うと管理者の醍醐味でもあります。
BOTを探す
DiscordのBOTは個人でも作成が可能ですので、一つの機能に特化したものや多機能なもの、作業を簡単にするものやゲームで遊べるものなど、本当に多種多様なものが毎日のようにリリースされています。
そこでBOTの探し方を、この章では解説していきます。
1.他のサーバーで利用しているBOTを探す
管理者としてサーバーを運用しているあなたなら、複数のサーバーに参加していることでしょう。
そこで利用されていて自分のサーバーにも合ったら便利だなーと思ったBOTを探す方法です。
DiscordのBOTは海外製のものも多く、使い方がわからないこともあるので、どのように活用されているかを学ぶことが可能です。それこそ、管理人の方へ使い方の質問なども出来ることでしょう。また、BOTのハッキング情報もサーバー内で共有される場合が多いので、情報収集のためにもいくつかのサーバーに参加しておくと、自分のサーバーにあったBOTを探す手間が省けます。
メンバー一覧にBOTと記載されているのはBOTです。
名前をクリックすることで詳細が表示されて、大抵のBOTは自己紹介としてWebサイトへのリンク、BOTのDiscordへのリンクなどが記載されています。
自分で探してよくわからないBOTを導入するよりは、自分が参加しているサーバーが使っているBOTのが安心感はあります。最初にBOTを導入してみるには良いと思ってます。
2.Discordの「App ディレクトリ」機能から探す
「App ディレクトリ」機能とは、2022年10月に新しく実装された機能で、Discord上でBOTの検索・追加ができる機能です。それまではインターネット上でBOTを探さなければならなかったので、Discord上で検索できるとなると非常に便利ですね。
Appディレクトリは、サーバーの管理者権限を持つオーナーとモデレーターのみ利用することが可能です。任意のキーワードで検索できるのはもちろん、「エンターテインメント」「ゲーム」「管理とツール」「交流」「ユーティリティ」の5つのカテゴリに分類されており、あなたの利用目的に合った様々なBOTと出会うことができます。
オーナーとモデレーターの場合は、このように「サーバー設定」から「Appディレクトリ」が表示されているのでここからアクセスしましょう。
「管理とツール」からStatbotを探してみましたが、このように共通のサーバーが表示されるのと、トータル何個のサーバーに導入されているか一目でわかるので、インターネットで調べるより安心感が全然違います。
とはいえ、機能に関してはイメージわかないと思うので、実際にどのような機能かは自分で調べる必要があります。
Statbotに関しては、当Blogにもまとめているのでこちらをご覧ください。
3.Discord BOTのランキングサイトで探す
まずは、botのまとめサイトやランキングサイトから探す方法です。
おすすめは「Top.gg」というサイトで、「#music」「#game」などのハッシュタグやキーワードから検索が可能で、人気のbotをランキング形式で閲覧できるので、明確に「こんなBOTが欲しい」という目的がなくとも、眺めるだけでも新しい発見があります。
各BOTには★での評価やコメントもついており、DiscordBOTのAppストア、GooglePlayの感覚でBOTを探すことができます。
英語表記ではありますが各BOTの説明が記載されているのはもちろんですし、公式サイトに移動せずにサーバーに追加できることも便利なポイントです。
BOTを招待する
まず始めに招待するBOTを決めたら、早速サーバーにBOTを招待しましょう。
画像はAppディレクトリでの画面ですと「サーバーに追加」、公式サイト等なら「Invite BOT」というボタンがあるのでそちらをクリックします。
このように、どのサーバーに招待するかを選択します。
1つのサーバーの管理人なら1つだけ、複数のサーバーの管理人であればBOTの招待権限を持っているサーバーの分だけサーバー名が表示されるので、招待したいサーバーを選択しましょう。
そうすると導入するBOTが、サーバー内での権限を要求してきますので確認してから「認証」してください。
これでBOTの招待は完了です。
お疲れさまでした🐗
注意点
BOTを導入するにあたり、注意点を何点かお伝えしておきます。
BOTは便利な反面、悪意ある攻撃に晒される可能性があります。また、セキュリティ面がおざなりになっている、脆弱性が公開されているのにも関わらず古いBOTで更新されていない場合があったりもします。
特に有名BOTはセキュリティ面ではしっかりしていますが、脆弱性が発見された場合、多くのサーバーが被害に会う可能性があります。
1.BOTは信頼できるサイトから招待する
個人で公開しているBOTもたくさんあります。
全員が全員、善良なBOTを公開しているとは限りません。特に更新が滞っているBOTは注意が必要です。
もしかしたら、過去の脆弱性がそのままの状態で公開されている可能性があります。
2.製作者を確認する
多くの有名BOTにはコミュニティがあります。
そこで使い方の説明や、不具合情報をアナウンスしたり、BOTにハッキングにあった場合も迅速な対応をされるからです。多くのコミュニティは英語ではありますが、個人のサーバーに通知だけでも受け取るようにしておくといいでしょう。
3.招待時に許可される権限を確認する
導入するBOTに許可される権限を確認しましょう。
STAT BOTの場合は下記の権限となりますが、BOTの種類によっては様々な権限を付与します。
逆に言うと、BOTにバグ、またはハッキングされると上記権限内でなんでもされてしまう可能性がある。と認識しておくことが大事です。BOTの製作者のSNSや、Discordをチェックしておく必要があるのはこのためです。
まとめ
Discord上のBOTは非常に便利であり、コミュニティには欠かせない存在です。
なので、リスクも正しく知った上で上手に付き合っていくことが必要です。
まずは下記を参考にBOTを導入してみてはいかがでしょうか?
それでは良いDiscordライフをお過ごしください。
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